少なく生んで大事に育てる、今の育児。それだけに大切な子育てと幼児教育。
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毎日かあさん カニ母編
西原 理恵子

毎日かあさん カニ母編

価格:¥ 880
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人気ランキング : 625位
定価 : ¥ 880
販売元 : 毎日新聞社
発売日 : 2004-03

母になってもサイバラ節 絶好調

自虐的な漫画家というのがいる。
西原理恵子がそうだ。
この人は不思議な人で、結構売れてるのに全然絵がうまくならない。
それどころかだんだん下手になっている。
「恨ミシュラン」描いてたときは、線が細かったが、最近太ったのか?
絵迄太くなった。二児の母になったからか?

しかも「子育て母さん」をテーマで漫画を描いてるのにもかかわらず、
連載中に離婚してる。
保険のCMしてる夫婦が契約期間中に別れるようなもんだ。普通は出来ないぞ。
(現に保坂も真田もCM契約切れてからすぐ別れた)
でも、サイバラは許される。
自虐的というのはそこ迄強い。自分さえもネタにしてしまうんだから。

しかし、この漫画は絶対面白いよ。
心あったまる話も、数多くあるし、
よくある日常の風景を目線変えてみたら,こう見えるのか!!って感心。
「わたしんち」や「ちびまるこ」みたいに、ほのぼのとはしてはないが、
毎日の子育ての中には、毒と愛が隠れてて面白い。そう思わせられる作品。
子育て中の人はこれを読めば、育児ノイローゼも吹っ飛ぶはずさ。

サイバラ風味薄味仕立て。

税務署から呼び出されたとき、「泥棒が来いと、私の金を盗む泥棒がお前来いと」と猛毒を吐いた西原氏を、
アマゾンに行くとき、マラリア予防薬を飲むと酒が飲めないと言われ、迷わず酒を選び、薬を地べたに叩きつけた西原氏を、
期待して読むと少し落胆するかな。(星1つ減点します。)
しかし、人の子の親として子供に対する遠慮会釈ない観察眼は健在です。
厳しい観察眼の間に愛情が見え隠れしていて、そういった母親としての西原氏を見てみたい方にお勧めの1冊です。

鋭い視点ですね

奇怪な行動をとる息子。かわいらしい娘。困った夫。この家族をおもしろおかしく描く漫画です。単に笑いを誘うだけでなく郷愁をも誘う側面もあり、奥が深い感じがします。この漫画を読むと、家族で多少うまくいかないことがあっても、乗り越えなければならない気がしてきます。
日常を鋭い視点で見ていないと書けないと思いました。

荒ぶる日々の中にありながらも人生のそこここに転がる「宝石」をしかと見つめる姿が心を打つ


 飲んだくれの亭主に三行半をつきつけ、幼い息子と娘のシングル・マザーとして生きる道を選んだ著者が、自身の子育ての日々を厳しく綴ったエッセイ風コミックです。大笑いさせられ、そして大いに涙腺を刺激される一冊です。

 私がこの著者の作品で敬意をもって評価する点は、彼女が時として痛々しいまでに荒くれた人生に身を置きながら、その眼力で人生の「ままならさ」や「ささやかな喜び」を奇跡的ともいえるほど見事に掬い上げてみせるところにあります。

 例えば、女でひとつの子育てに翻弄され、そして今日も画の締め切りに追われて部屋にこもって苦闘している著者は、背後に「こそこそと小さな話し声」を聞きます。「ふりかえると仕事場のドアの下の小さなすき間から二人の小さな手が出ている」のに気がつきます。著者はそれ以上のことを語りません。<子供たちがいるから頑張れる>なんて手垢にまみれたような文章は書いたりしません。情景を単純に綴るだけ。その俳句のようにシンプルな叙述の中に、著者が母としての幸せを噛みしめていることは十分に伝えることができているのです。私は12頁に掲載されたこの一コマ漫画に心打たれて、しばし言葉を失ったほどです。

 またアルコールで体を壊して入院した元夫の見舞いに行った帰り道、著者はこう述懐します。
「すきだったひとを
 きらいになるのは
 むずかしいなぁ」。
 秋雨が降る中、うつむき加減に歩き去る著者の小さな後ろ姿が、人生の「もどかしさ」や「やるせなさ」を静かに映しているようです。これもまた、私の心に重く沈みこむような気がした、実に印象深い場面です。

 言うことを必ずしも聞いてはくれない幼子たちに振り回され、心がすさびそうな日々の中でも、人生をしっかりと見つめている著者の姿に心振るわせられました。

心の琴線に触れる絶妙のリリシズム

西原理恵子の最良の部分が全開した本。リリカルな描写に泣き笑いする。昔見た(本当に見たのだろうか?)、広い野原の薄暮の空を思い出す。心の深いところで共鳴できる本。「お入学編」も同じく推薦であるが、78ページを見て一気に興ざめた。私は、楽しい場で嫌いなものは見たくない。

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2006年7月2日18時20分
時点のものです。

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